指導ポリシーについて
さくらの
指導ポリシー
入学されて間もない保護者さまから「こんな簡単な教材するの」「もっと難しいことができるようにしたいのに」という声を聞きます。なぜそうしているのか。さくらこどもセンターの指導ポリシーについて説明します。
一人ひとりの子どもの
発達レベルにあった
教材を使います
発達に合わない教材を使うことは、子どもの意欲と自信を無くさせてしまいます。一人ひとりの子どもの発達の波と、背景にある特性を正確に捉える観察眼により、指導と教材に息を吹き込んでいきます。自分に合った教材で学んだ子どもたちは、理解力と自主性を伸ばし、安定した自信を持つように成長します。やがて挑戦課題にも取り組む勇気を蓄えていきます。
「学習するということ」
をまず学習します
椅子に姿勢よく座っていられるか。注意集中は続いているか。視覚的・聴覚的指示をどこまで理解できているか。椅子に座る姿勢は、子どもの発達のバランスを映しだします。まず「学習するという事」を学習すること。この最初のステップを大切に育てていく必要があります。
ドリル教材は「答え」
以外も見ています
ドリル教材に関して『お家ではしないでくださいね』とお伝えします。なぜなら、答えが出た、出なかっただけのために教材を使っていないからです。教材のページを開いた時の視点や視野、問われていることの理解力の度合い、問いを記憶にとめている度合い、そして記憶を保持したまま問題を解く力、集中の幅など、沢山のポイントを見て指導を進めたいからです。
どの教材にも
ねらいがあります
最近、TEACCH教材は家庭や学校でも多く使われています。しかし、万が一効果がでないと感じているのであれば、「子どもの状態をしっかり理解できていないこと」「教材の意図を理解できていないこと」の両方に原因があると予測されます。
発達レベルを無視した教材を与えてしまい、学習意欲を低下させてしまう。教材の使い方を間違い、学習そのものに対する嫌悪感を増やしてしまう。子どもの発達に合った教材を選択しているか。また使う時期を考慮できているかは、常に考える必要があります。